『妻の愛人に会う(原題)』

作品情報
妻の愛人に会う(原題)

2005年韓国作品
監督:キム・テシク

2005年9月末現在、撮影クランクアップ
2005年10月10日〜13日 釜山国際映画祭にて展示
2006年 韓国公開予定
日本公開未定

協力:ラシャナル・エンターテイメント Inc.
インタビュー:高思英(コウ・ウニョン)
フォト:MOCA

出演者
妻の愛人に会う(原題)

 “客”(印鑑職人)・・・ 朴広正(パク・クァンジョン)
1961年生まれ
主な出演作:『はなびら』(1996年 キム・サンベ)
『ナンバー・スリー No.3』(1997年 ランボー)
『最後の防衛』(1997年 ユ・グァンジョン)
『愛のゴースト』(1999年 幽霊)
『人生の逆転』(2003年 友情出演)

 

 

 

妻の愛人に会う(原題)

ジュンシク(タクシー運転手)・・・ 鄭普碩(チョン・ボソク)
1961年生まれ
主な出演作:『灼熱の屋上』(1995年 機動隊長)
『THREE/臨死』(2002年)
『誰にでも秘密がある』(2004年 オム教授)
『非日常的な彼女』(2004年 リー教授)

 

 

 

 

ソオク(ジュンシクの妻) ・・・ チョ・ウンジ
1981年生まれ
主な出演作:『ホテル・ビーナス』(2004年 ソーダ)
『その時、その人』(2004年)

ウンス(“客”の妻)・・・ キム・ソンミ
1971年生まれ
主な出演作:『3人組』(1997年)
『産婦人科』(1997年)

解説&物語
妻の愛人に会う(原題)
2005年8月、夏の強い陽射の中、撮影は続く

「どうも・・・、妻に愛人ができた・・・ようです・・・」
不穏な言葉とともに、男は印鑑を彫り上げた。
そこには、およそ印鑑らしからぬ言葉が彫られている。
店を閉め、表に「出張中」の紙を貼った男は、小さなバッグ1つを下げて旅に出た。
耳の奥に、不快な砂嵐を感じながら。
“妻の愛人”に会うために。

ソウルに出た男は、ある食堂の前で江原道(カンウォンド)の洛山(ラクサン)までタクシーを雇う。
運転手のジュンシクは、思いがけず長距離の客にありついたことを喜びながらもこの寡黙な客の正体が不審でならない。
それでも、旅の間に2人は少しずつ互いのことを語っていく。

そして目的地に到着し、2人の男は別れた。
2人がそれぞれ向かった先で、女たちの運命もまた変わって行く・・・・・・。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

妻の不倫に気づいてもそれを相手に追究することができずに苦しむ主人公“客”が、“妻の愛人”を見るために短い旅に出る、風変わりなアート的ロードムービー。
その結果として起こる事件よりも、その旅の間に主人公が出会う人々との会話がこの映画の大きなパートを占める。
それゆえ、シナリオの完成度の高さで2004年映画振興委員会芸術映画製作支援作品の1本に指定された本作の面白さは、そのシナリオを体現する出演者たちの力に負うものとなるだろう。

日本公開は未定だが、日本が資本に参加しているので公開あるいはビデオリリースの可能性あり。

キム・テシク監督は、本作が本格的な長編デビュー作。日本の大学を卒業し、『家族シネマ』『親分はイエス様』などの制作にも参加した。

主人公“男”を演じるのは、舞台演出家として名脇役として知られるパク・クァンジョン。
テレビドラマ『アスファルトの男』や『ナイスガイ』などの先輩役で、日本にも密かにファンが増えつつある。

タクシー運転手のジュンシク役は、最近ではイ・ビョンホン主演の『誰にでも秘密がある』でチェ・ジウの担当教授を老けメイクで演じたチョン・ボソク。この人も『エレファントマン』など、舞台出演の経験を持つ。

ジュンシクの妻ソオクは、草なぎ剛の『ホテル・ビーナス』に韓国から参加していたチョ・ウンジ。『ホテル・ビーナス』のソーダとは、180度違った魅力を見せてくれそうだ。


『妻の愛人に会う』を語る


妻の愛人に会う(原題)

左から、パク・クァンジョン、キム・テシク監督、チョン・ボソク

キム・テシク監督
「本作の男と女の惹かれあう姿は“不倫”と言う言葉の概念だけで片づけられるものではなく、その時の男と女の間にあるのはただ“愛”だけです。大人の感性を現した物語です。」

パク・クァンジョン
「誰もが一度は思っても、怒りや現実の問題のために実行できない行動を描いた作品。愛の無い嫉妬のために地獄をさまよう、ある男の物語です。」

チョン・ボソク
「映画を見たあとに何かを感じ、考えさせられる。そんな作品です。」

 

<演劇公演情報>

パク・クァンジョンが平田オリザと一緒に演出を担当する日韓合同公演『ソウルノート』は、2005年10月26日(水)から30日(日)まで、東京・駒場のこまばアゴラ劇場で上演される。
公演期間中には演出家のトークがあり、パク・クァンジョンも来日の予定。
公演の詳細は以下のとおり。

青年団+劇団PARK  日韓合同公演『ソウルノート』(原題『東京ノート』)
作 平田オリザ
演出 平田オリザ 朴広正(パク・クァンジョン)

青年団 http://www.seinendan.org/jpn/info/index.html
こまばアゴラ劇場 http://www.komaba-agora.com/line_up/2005_10/seoulnote.html

 

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