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☆日時:2002年4月16日(火)
☆場所:東京・帝国ホテル 牡丹の間
☆出席者:金城武、鈴木杏、岸谷五朗、山崎貴監督、堀部徹プロデューサー
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左から岸谷、金城、鈴木、山崎監督 |
岸谷:岸谷です。お忙しい中、たくさんお集まりいただきましてありがとうございます。我々も、さっき監督や堀部さんとともに初めてできあがった作品の一部を見たんですが、「こうなったんだ!!!」と。想像はもちろんしていて、監督を信頼してがんばってきましたが、それ以上の出来が見られました。
まだこれから監督は大変だと思うんですけれども、ぜひみなさんに宣伝していただいて、たくさん劇場にお客さまが来るようにがんばりたいと思います。よろしくお願いいたします。
金城:こんにちは、金城です。僕も岸谷さんと同じ気持ちで(笑)、いや、もう、とにかくほんとに早く。今まで裏で見てて「すごいなー」って思って。 多分、監督は凄いプレッシャーで…(笑)
山崎:言わないでくれっ!。
金城:ここしか作ってないんじゃないのって(笑)疑ってるけど、ちゃんとやってるよって聞いてほっとしています。
とにかく僕たちはもうやることはやったので、後は、監督(笑)、大事な編集とCGをがんばって。ぜひがんばって欲しい。
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鈴木:こんにちは、鈴木杏です。今までやってきた役が全部ほんとに「女の子」っていう女の子だったんで、見てびっくりする方も多いと思うんです。でも、ミリが、未来をかえなきゃっていうプレッシャーに耐えてがんばってる姿を台本で読んで、ある意味、自分がミリのことを尊敬できたので、撮影が終わってしまってミリになれなくなっちゃったらすごい悲しくて。今見て、懐かしさとかありつつ、すごいなと思ったりもしつつ。
あと、監督に事務所にバイトに来てくれと言われているので、バイトに行こうかなーと。
山崎:よろしくお願いします。猫の手も借りたい。
鈴木:いろいろ差し入れも持っていくので…。
みなさん、ぜひ多くの人に見て貰いたいのよろしくお願いします。
山崎:初めまして、山崎貴です。さっきからずっとプレッシャーをかけられているんですけれども、ほんとに冗談じゃなくヤバい状態になっていて。今できている分はいいんですけれど、まだたくさんCGとかビジュアルエフェクトとかあるんで、それの仕上げに追われてて、今日もこれから帰ってやるわけなんです。 色々な意味で初めての、全く新しいタイプの日本映画になると思いますので、ぜひとも期待していただいて、8月31日を楽しみにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
司会:この映画の企画の狙いは?
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堀部徹プロデューサー(左) |
堀部:山崎監督とは彼のデビュー作である『ジュブナイル』でご一緒させていただいて、その時に新人監督であるんですが、並々ならぬ才能といいますか、我々は彼を「日本のジェイムズ・キャメロン」と言い続けておりまして。これは理由はちゃんとあるんです。出身がまず同じですね、特撮。あ、これは生まれた地域ではなくて…(笑)
司会:アメリカ生まれかと思いました(笑)。
堀部:ではなくて、特撮の造形師が彼の映像制作のスタートラインです。それからオリジナルの脚本を書き起こして、この脚本の力で自分のデビュー作を作る。ここまではジェイムズ・キャメロン監督とまったく同じ。でその後に、CGとか最新技術に関する映像表現のテクニックのノウハウの蓄積プラス、ものすごい勢いの吸収力を持った男でして、初監督作の『ジュブナイル』でよく判ると思うんですが、彼と同じ道をたどったキャメロンのデビュー作は『殺人魚フライング・キラー』というんですね。これはご存じの方はものすごく少ないかと思うんですが(笑)、トビウオが人を食うという映画です。この作品の出来の違いを見ていただければ、たぶんこの2作目の『リターナー』がどのレベルまで行くかというのは、だいたいご想像に固くないんじゃないかと。
僕らとしてはその才能を放っておく手はないので、前回『ジュブナイル』では少年少女向けのエンターテインメント映画を目指して作ったんですけれども、今度はもっとたくさんの人に喜んでもらえる超娯楽作品を作ろううとなったのが『リターナー』です。
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司会:ストーリーを聞かせて下さい。
堀部:たくさんあるので、かいつまんでお話ししますと、この真ん中に座っている金城武君、彼が演じる「ミヤモト」という主人公、彼が少年時代のトラウマを持っていまして、幼い頃に友人を殺されたという。その復讐をするために生きているような男なんですね。その復讐も相手が見つからずあきらめかけていたところに、ある日突然宿敵と出会う日が来る。で、ここからが自分の戦いの始まりだと思ったところに、なんと、今日はとてもあでやかな女優さんですが、小汚い男の子のような…
司会:スパゲティ、ガツガツ食べているような…
堀部:小汚い男の子が突然目の前に現れて「私は戦争を止めに来た」と、とんでもない発言をするわけですね。しかも「未来から来た。未来の世界戦争状態になったきっかけを私は止めに来た。あんた私を手伝ってくれないか」と。ここから物語が始まるんですが、彼女が戦争を留めるきっかけ捜しをしているうちに現れたのが、この男(岸谷)です。実はミヤモトの宿敵であった「溝口」、この男が未来の戦争のきっかけも作っていた。で、この2人の凸凹コンビが、この強烈な宿敵・溝口を倒して、未来を取り戻せるのかどうか。そういうお話です。
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司会:キャスティングの豪華さを抜きにしては語れないと思うんですが?
堀部:いや、ほんとに今日久しぶりに3人と会って、ほんとに豪華だなと、というかあまりに豪華すぎて緊張してしまいました。
キャスティングの狙いというのは、まずこの『リターナー』は、誰もが楽しめる娯楽映画にしたいという願いがまずあって、その娯楽映画の条件というのは、物語がまず大事。その物語を支えるキャラクター、それを支える映像、CGとかを含めた映像、音楽。このどれもが最高のものになっていたい。
『リターナー』はご覧いただいた範囲だと「アクション映画」のジャンルに見えるかもしれないんですけど、これは大人のための寓話でもあり、日本を舞台にしてますがその寓話世界もきっちり描きたい。そのときに主人公のミヤモトは寓話の中のヒーローであって欲しい。国籍や時代を越えて活躍する新しいヒーローを生みたいということで、ここにはぜひ金城君の持っている、よく「日本人離れした」と言う表現がありますけれども、彼の持っている独特の「華」というか存在感のような物が、絶対にミヤモトに欲しかった。とかくアクションヒーローというのは表面的なキャラクターになりやすいんですけれども、監督が台本に書いた「ミヤモト」というキャラクターを、金城君にふくらまして欲しい。そこに彼が持っているコメディセンスとかちょっとした甘さが加わることでミヤモトがもっと魅力的になるんじゃないかと思って、金城君にはぜひ来て欲しかったんです。
「ミリちゃん」役に関しても、少女の役なんですけれども見るからに男の子にしか見えない。それには14歳という年齢の子に対しては非常な演技力を要求される役なんです。この辺は『ジュブナイル』で一緒にやっていた監督に話して貰えばいいんですけれども、杏ちゃんにはこの男の子のような少女をぜひ演技力でやってもらいたい。
「溝口」に関して五朗さんにぜひお願いしたかったのは、『リターナー』はヒーローとヒロインのバディムービーの形式をとっているんですけれども、それを引き立てるには敵役のヒールが最強であって欲しかったんですね。日本映画で今まで見たことのない最強の悪役を作って欲しかくて、五朗さんは普段はとても温厚で優しいイメージの方なんですけれども、顔立ちは実はワルじゃねえかと思っているんですね(笑)。そのように相談したところ、非常に快く引き受けていただきました。
●日本映画としては、これまで不可能だったロケを敢行したとのことですが?
堀部:寓話世界を完璧に作りたいということで、美術だけでなくロケ場所にも監督の凄いこだわりがありました。横浜を舞台にスタートするんですが、横浜も「『リターナー』の世界の中の横浜」を作りたい。それから、ありとあらゆる撮影現場に、合成とかCGとか
、背景も無い物はすべて作るという作業をやってまして、それにこだわって気がついたらとんでもないスケールになってしましました。 ロケーションで言いますと、東京、神戸、姫路、横浜、横須賀、大阪、群馬、山梨、飯岡、筑波、宇都宮、福島、茨城と、この地域を4ヶ月間に渡って転々と地獄のロードのような形でみんなに回っていただきました。
このロケーションが成功した裏には、今、日本のフィルムコミッションの動きが非常に活発になってまして、各地のフィルムコミッションにお話ししたところ非常な理解を戴きました。特に姫路と神戸は、フィルムコミッション同士が初めて横のつながりをもって一つの作品を応援してくれると形まで取っていただいたので、今までの日本での映画ロケーションの限界を超えたシーンというのが各地で撮れました。そういう意味では純国産のエンターテインメントになるかなと思ってます。
それは制作側からの魅力だと思いますが、一番はここにいる3人のキャラクター。この3人が造り出す物語の魅力というのが最大
だと思います。
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司会:監督に。企画から映画化までの経緯を聞かせて下さい。
山崎:まず、ぶつかり合っている2人がだんだんに映画の中で仲良くなっていって、目的に向かって進むって言うバディムービーを作りたいなと思っていました。なぜかというと、娯楽作品、見た後に楽しい前向きな気分になれるバディムービーが大変好きだったので、ぜひとも2作目はバディムービーがやりたいと思っていました。その中で一番ぶつかり合うには、2人が最初離れていたほうがいいなと思いまして、性別も年齢も離れてるし、生きてる時代も違うという2人が最初はすごいケンカをしながらだんだん同じ目的に向かって進んでいくんですが、こんなに離れた2人っていうのはないと思い、そういうところからスタートしました。
先ほどプロデューサーからも説明がありましたけれども、そこに対抗してくる敵というのはめちゃめちゃ強くて、人間とは思えないようなとんでもない人で、やってもらいたいなと思いまして、岸谷さんが、ほんととんでもない想像を超えた人をやっていただいたので、すごく映画に膨らみが出てよかったと思いました。
司会:レニー・クラヴィッツの「DIG IN」が主題歌になっているというのも、今回のお披露目でご本人からメッセージが届きましたが、これは監督が自らオファーされたと聞いていますが、その辺のお話を。
山崎:レニー・クラヴィッツはびっくりしました。まさかほんとに…
司会:嬉しそうですね。
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山崎:(笑)映画全体をイメージする曲をいろいろと探していたんですけれど、レニーのこの「DIG IN」ていう曲は基本的に「そろそろ人生に向き合え」っていう曲なんです。これは歌詞の内容もリズムもよくて、大好きな曲なんです。映画を見ていただければよく判るんですが、この「DIG IN」がすごくよくはまるんで、ぜひともとお願いしたら「いいよ」ってなったので…(笑)
司会:楽しみにしているというメッセージまで戴いて…
山崎:「楽しみにしてる」って言ってましたね。ドキドキしますね。あのレニーが「楽しみにしてる」って(笑)。
司会:これもプレッシャーですか?
山崎:プレッシャーです。
司会:金城さんが2年ぶりの日本映画で、この作品を選ばれた最も大きな理由は何でしょうか?
金城:『スペーストラベラーズ』で前に一度堀部さんとご一緒して、『スペトラ』を撮っていたときに、『ジュブナイル』を撮っていたと思うんですよ。そのできあがったものを公開前に一度見せて貰ったんです。こっそりと「こういうことをやってるよ」って。そのときは、これから
公開するROBOT(制作プロダクション)の別の作品として見て、すごくびっくりしたのはCGに関しての技術が…
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金城武 |
堀部:それだけ?
金城:(爆笑)え? いや、ほかにもあるけどー。長くなるじゃん。
ほんとに「CG、こんなによくできるんだ。ぼくたちのアジアでもこんなにできるんだな」とびっくりして、感心して。
そのあと、それからどれくらいたったか覚えていないんですけど、『リターナー』の台本が来て、あの監督がするってことなので、ぜひ一度仕事がしたい。ほんとにきれいなCGを作ってくれる人だから、CGを使う映画に出るんならこの人とやってみたいなと言う気持ちが凄くあって。
そのほかにストーリーの内容、現在と未来を行ったり来たりっていうつなぎ方の面白いところ。台本も凄く面白かったし。
杏ちゃんは、『ジュブナイル』に出てて、今回の作品で会ったときに、「あ、ぜんぜん違うな、凄く大人になったな」って…
鈴木:ありがとうございます。
金城:いや、いや、いや、今日はすごく「あ、女の人だ」って…(笑)
司会:控え室に入ってくるなり「あ、女じゃーん」とかおっしゃってましたね。
金城:今回の作品では、戦場で戦闘ができる人の役だったから、男の子っぽい役だったんですよ。ものすごく汚くて…(笑)
鈴木:髪の毛にきなこつけたりして汚くして…
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金城武(左)と鈴木杏(右) |
金城:あの時代に服はないんだよっていうくらい。だから今日はびっくりしました。
司会:鈴木さんに。『リターナー』の脚本を読んだときの率直な感想をお聞かせ下さい。
鈴木:ほんとに面白いなって思ったのがまずひとつ。あと、ここまで男の子みたいな役をやるのは初めてだったので、それがすごい楽しみだなって思いました。あと、やっぱり、山崎監督とまた一緒にお仕事できるのもすごく嬉しかったし、
ミリの役をやっていくときに監督と話してて、「これが鈴木杏?」て思ってもらえたらいいねって話を…
山崎:イメージをくつがえすという…
鈴木:自分で見ててもほんとに男の子みたいだなって思ったので、それができていればいいな、みなさんにそれを感じてもらえたらいいなって思ってます。
司会:岸谷さん、いままでのイメージとも違った役柄だと思うんですが、役作りはどんな感じでやられたのでしょうか
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岸谷五朗(左)と金城武(右) |
岸谷:監督とも堀部さんともいろいろ話をさせていただいて、まず「シルバー」というのがヒントで来て。メタリックな感じ。この男に関しては常識のレベルが違うところで生きているんで、まったくちがうところの常識が彼だけの中にあるみたいな男なんで、なんか今回、ヒントがそんなところからありましたね。衣裳のシルバー、髪がシルバーみたいなところから入っていきましたね。
司会:シェイプアップとかダイエットとかなさったんですか?
岸谷:まあ普通に撮影に臨む感じでした。別に極端に痩せてる必要もないんです。
司会:筋トレとかは?
岸谷:それはまあ、普段からしてますんで。
堀部:あまり言わないですけどね、今回金城君にしても杏ちゃんにしても、撮影に入る前に、キャラクターになるための努力を見えないところですごいやってくれて。
金城君は、最初にホンを呼んで貰って会ってから1ヶ月、準備の時間があったんですが、「身体のキレをよくして、大きくしといてくれ」って言ったら、肩幅が変わるくらい。
杏ちゃんは、食べ盛りなのに減量して貰って、アクションのトレーニング1ヶ月ぐらいしてもらって。
五朗さんもこういってるけど、実は「人でない役」をやってくれって頼んでいるわけですよ(笑)。ほんともう、怖い…顔がげっそりと。
今はまた、穏やかな顔に戻っていますけど、そんな、普通のまんま入っているって状態じゃなかったですよ。現場でいやだったもんね、怖くて(笑)。
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岸谷五朗 |
鈴木:目、充血してましたもんね。
司会:現場でいやだったとか言われて…
岸谷:みんなで、ガンバリましたっ。
司会:岸谷さんはご自分でも舞台で演出とかされて作り手側の面もあると思うんですが、山崎組に参加されたご感想はどうでしょうか。
岸谷:山崎監督というこの映像作家かがですね、非常に偉大なる子供なんですね。もう頭の中が、なんかねー、小さい子供がおもちゃ持ってて、それに飽きるとテレビゲームになって、今度は円盤飛ばしたいなと持ってきて、みたいなことが。まったく、大人ではやってはいけないかもしれないなんて仕切りがないんですよ(笑)。
堀部:いい意味で、ですよね(笑)。
岸谷:その発想がどんどん飛んでってできたものが、おそらく、この映画には詰まっているので、「ここはこうなって、爆発して、こうなって刺さるんだよ」っていうことを、当然のようにどんどん進めて行くわけですね。これは無限の発想だと思うんですけれど。そういう意味ではものすごく発想が解放されたところで監督が作っているので、それは僕らも楽しみですね。スタッフは着いて行くのが大変です(笑)。
質問:撮影中の印象に残ったエピソードを語っていただけますか?
岸谷:すごい必殺技をもっているんですよ、ミヤモトとミリっていうのは。ちょっと見ていただいたんですけれども、ハイスピードで撮らなければ成立しないシーンがありまして。なんかこの辺に持っているわけですよ、特殊な、なんだかかっこいいものを。それを押されるとですね、周りの俺たちはみんな、こう、ゆっくり動かなきゃならないんです(笑)。そういうスペシャルな装置をもっていて、そこでアクションが繰り広げられるんですが、それを押されるとそのほとんど同じ現場に4日くらい監禁になるんですね、撮影が大変で。
堀部:4日間で6歩くらいしか動いてない(笑)。
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岸谷:それが嫌で嫌でね。楽屋で唯一武に頼んだのは、「悪いけどあれだけは押さないでくれ」って(笑)、「あれ押すと大変なんだ、撮影が」って。そこが一番、私の中では印象にあります。
金城:いや、こっちも使いたくないなって思って(笑)。1回押せばこっちも…、動かないんだけど、動く、だから。
僕は今回、仕事のこと以外に初めて大阪とか神戸とか西の方に行ってすごく料理もおいしかったし、姫路城も見てきたし(笑)。
やっぱり撮影っていうのは、みんなが一つのグループになってあちこち行ってると、すごく温かくなるもんだと思うんですよね。東京でしてると、仕事終わったら分散して帰っちゃうから。でもどっか一緒に行ってると、仕事終わっても同じホテル帰るからすごく一体になれて、家族って言ったら変ですけど、温かくて面白かったなって、撮影のことよりは。撮影も、もちろん面白いけど。
岸谷:鍋やると武は、誰にも触らせませんから(笑)。
司会:鍋奉行なんですか、金城さんて。
岸谷:「ちょっと待て、ちょっと、早い早い」って、撮影より怖いです、鍋やったとき(笑)。
金城:いやいや、そんなわけないですよ。
鈴木:私は、実は岸谷さんと前に一度親子役で共演させていただいたことがあって、しかもすごい仲のいい親子で。それで今回全然別の、胸ぐらつかまれたりとか、ピストル向けられたりとか、そのギャップがすごい楽しかったですね。(前は)親バカなお父さんの感じで…
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岸谷:え? バカ?(笑)
鈴木:いやいや、「おやばか」。
岸谷:はいはい、そうですよね。だから毎朝、杏ちゃんと現場で会うと必ず俺は「ぶっ殺してやる!」って…
鈴木:そうそう、言われてましたね。一番最初にこの現場で会ったときに、「てめ、ぶっ殺してやる!」とか言われて(笑)。それが愛情表現。
質問:金城さんは、ずいぶんトレーニングはされたんでしょうか?
金城:いや、そんなにはしてないですね。
岸谷:したって言ってよ(笑)。
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金城:普段からしてるって言ったら変ですけど、そんなにいわゆる筋肉トレーニングまではしてないです。ただ、基本的に食べても食べても太んないから、なるべく寝る時間を少なくして…、違うか(笑)
堀部:いや、こう言ってるけどやってるんです。もう明らかに最初にホン送ったときとクランクインと、体つき違うんですよ。立ち方も変わってたな。たぶんやってるって、陰で。
質問:普段のトレーニングメニューってどんなのですか?
金城:えっと、腹筋は半年に10回やるくらいかな(笑)。
質問:それ、だめじゃないですか(笑)。
金城:なんかね、むかーし、やろうとしたんですけど、やってる途中に「ちょっと待ってよ、これでムキムキになってどうすんだ」って思って。もちろんある程度シェイプするのはいいんじゃないかと思うけど。
今回『リターナー』で、まだどこでどう撮るか、どういう衣裳で撮るかも決まってないし、あんまりやっちゃうと、後で「全然イメージと違うね」って言われるのもあれだから。とにかくあんまり太んないことを気にすればいいんだろうなと思って。太んないから、僕、もともと、まだ、はい。
質問:今回、ワイヤーアクションも使ってますか?
金城:そうですね、ワイヤーもあるしCGも合成もあるし。今回はそんなに「アクション映画」って感じでもないと思うんですよね、アクションっぽく見えて。いわゆる普通のカンフー映画とかとはさ…
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岸谷:アクションもあり、いろいろあり、ですよね。
質問:一番苦労したところは?
金城:その必殺技です(笑)。先ほど(岸谷さんの)おっしゃった…
質問:金城さんの人生の半分くらいしか生きていない杏ちゃんとの共演と言うことなんですが?
金城:え、ほんとに?
質問:ちょうど半分なんですよね。
金城:ええっ!!!
質問:改めて、女優さんとしてはいかがでしょうか?
金城:僕もすごく面白かったんですよ。いつも仕事をするときは、恋愛もののときは年齢の近い、あるいは年齢の上の方とラブストーリーをやったり、そういうお話が多かったんで。今回は杏ちゃんと、中学2年…
鈴木:今度、3年になりました。
金城:気持ち的にすごく…。
現場でも、さっき五朗さんが言ったみたいに、もう1人子供がいるので…(笑)
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岸谷:もう1人、子供いるしね(笑)。3人子供。
金城:あ、俺(笑)? そう、遊びながらって気持ちで…。
質問:年下の女性っていうのはいかがですか?
金城:杏ちゃんは、さっきは冗談で言ったけど、現場でも衣裳も途中からスカートになったし、やっぱり女性の方だし。ただ、前の『ジュブナイル』の印象と全然違ったから。ロングヘアーをばっさり切ってきちゃったから、初めびっくりしちゃったけど。みんな、「いいの?いいの?」って…。
すごく演技はうまくて、男の子の感じもすごく出せていて、女の子の感じも出せててすごいなと。